単発的に見つかるネタ

2019.02.15 Friday

0

     本格的な研究を差し当たり諦めているアラビア語圏の会計について単発的にネタを見つけてあります。また、現代日本の会計についても単発的にネタが出てくることがあります。大きな括りはもちろん民間非営利組織会計です。こうしたものも学会報告なりペーパーなりにつなげたいです。

     

     

    JUGEMテーマ:学問・学校

    発表のフライングのメルクマール

    2019.02.14 Thursday

    0

       研究成果を論文で発表する際には、論文集発行前のフライングが禁じられていることがあります。学会報告の場合にはフライングにあたるかどうかのメルクマールは何なのでしょう?僕は学会報告する内容を学生や研究上の取引相手に話すことはあります。もちろん問題あると分かりつつ話してはいないです。皆様はメルクマールはどこにあると、どういう理由でお考えになりますか?

       

       

      JUGEMテーマ:学問・学校

      言論の自由と差別の分かれ目

      2019.02.12 Tuesday

      0

         日本では在日コリアンへのヘイトスピーチを主に念頭に置いたヘイトスピーチ対策法の制定時に言論の自由への抵触が警戒されました。言論の自由と差別の分かれ目は明確化されてほしいものです。ヘイトスピーチ対策法の内部には差別の定義がありません。そのためこの法律の外部から差別の定義を見出す必要があります。最近ブログに芸術に関して書いた記事で僕は北海道大学の吉田先生のおっしゃっていることに言及しつつシャルリ・エブドがかつて受けた判決に言及しましたが、当該判決にはこの明確化に有用そうな情報があるのです。

         

         パリ裁判所が、判決を下す際に差別に該当する必要条件とおぼしきものに言及していたのです。パリ裁判所の判決はフランス語ではなく英語で部分的な引用をいくつかのルートで閲覧可能です。しかし英語で部分的に閲覧できる引用だけからは十分な明確化はできないでしょうね。吉田先生による文献への僕の解釈が不正確でない証拠にはなりますが。フランス語で判決の全文が閲覧できると明確化にかなり役立つかもしれません。

         

         言論の自由を放棄することも差別をしてしまうことも両方とも避けなければならないからこそ明確化は必要です。もっとも無意識の差別というものもあるそうでこれは避けるのは難しいでしょうが、意図的な差別は避けるべきです。言論の自由については放棄してしまっては公益の追及に支障が出ます。言論の自由の擁護も差別防止もNFPとは関係が深いです。そのため僕はそれなりにこの明確化に関心があります。

        日本の会計史

        2019.02.11 Monday

        0

           アメリカの会計以外で研究する中期的な対象として、僕は今は日本の民間非営利組織会計史を設定しています。史学理論を多少は学んだので会計史研究を再開するのです。研究を進めていくと、幸いにも無事にいくつか面白いことが分かってきました。理想的には北東アジア、特に日中韓、の中での日本の民間非営利組織会計史の位置づけをしてみたいです。近年はグローバル・ヒストリーがパラダイムとなっている時代であり、また鎖国の前は会計を含めて日本は中国や朝鮮半島から様々な影響を受けてきたからです。開国後は逆方向の影響もあるかもしれません。

           

           そのためには論文を読めるようになるための中国語の復習と韓国語の学習も必要なので語学的にハードではあります。また日本の古文書を読むためにくずし字に慣れる必要もあり、おそらくこちらはよりハードです。史料収集も日本の場合は古文書館の整備の関係で簡単ではありません。僕の技能の制約上あくまで日本の会計史をメインの対象にしているので、中国や韓国の会計史については当面は二次史料に頼るにとどまるでしょう。

           

           

          JUGEMテーマ:学問・学校

          「わたしはシャルリ」鑑賞

          2019.02.10 Sunday

          0

             フランスのドキュメンタリー映画「わたしはシャルリ」を鑑賞しました。シャルリ・エブド襲撃事件を扱った映画で、タイトルは事件を受けた社会運動であるJe suis Charlieからおそらく来ています。被害者であるシャルリーの側のみインタビューされていますが、Je suis Charilieの盛り上がりが終わってからのシャルリーへの反対の高まりの中でこの映画が作られているわけですから公正です。表現の自由の尊さを主なメッセージとし、また偽善への反対というメッセージもこの映画は含んでいます。主な芸術上の工夫としては文学的なナレーションと淡々としたインタビューの組み合わせにあります。文学的なナレーションは視聴者のインタビューに表現の自由の尊さというイメージを残すうえで有用で、淡々としたインタビューはプロパガンダではないことを示すために有用でしょう。五段階評価をすれば星4つです。

             

             日本では日本語マスコミなどにおいてシャルリーの側を非難する意見が強いです。しかし北海道大学の吉田先生の文献が真相を理解する上で有用な文献としてあります。かつてシャルリーがムスリムから訴訟を起こされた際に、要約すればムスリムへの差別に当たらないとして勝訴しているのです。フランスは法治国家ですので判決の信頼性は日本よりも高いです。もし差別をしたのであればシャルリーの側にも落ち度はあったことになりますが、この訴訟からする限りはそうでないわけです。よって日本におけるシャルリーの側への非難はこの映画が反対している偽善と思われます。この映画を含めて日本人は良心ある西洋からもっと情報を得ようとするべきです。

             

             

             

            参考文献

            吉田徹「『表現の自由』はなぜ認められるのか」『imidas』2015年2月20日(https://imidas.jp/jijikaitai/d-40-101-15-02-g452/2)。

            学部生にも研究者としての側面

            2019.02.08 Friday

            0

               大学は教育・研究機関です。かつて慶應義塾の笠井昭次名誉教授は、学部生にも研究者としての側面があると言っていました。僕も同意です。僕が研究活動をはじめたのは学部2年生の夏です。学部3年生の時には本格的な研究活動に着手していたと思います。

               

               日本人研究者の内で常識に縛られた日本人研究者は学部生が研究活動をすることを理解できないようです。さらには大学院生についてすら研究活動をすることに反対する日本人研究者もいます。これらは日本の学問が多くの分野で後進的な一因でしょう。

               

               関東学院はベンネット先生が創った元々アメリカ資本の大学です。学生には日本文化にしばられずに学部生の内から学生論文の募集に応募したり先行研究の丸写しではない卒業論文を書くなど研究活動に取り組んでほしいところです。

               

               

              JUGEMテーマ:学問・学校

              アラビア語圏の分裂

              2019.02.06 Wednesday

              0

                 僕はSROIをはじめとしてアメリカ関係の民間非営利組織会計を常に研究していますが、資料の入手や社会調査にかかる時間があるのでもう一つくらい研究対象を持ってきました。かつては中国語圏を、最近まではアラビア語圏を対象に研究していました。しかしアラビア語圏が政治的に分裂してしまいました。カタールがサウジに断交されてしまいましたし、もともとアラブ諸国の多くとは国交のなかったイスラエルはアラビア語を公用語から外してしまいました。そのためアラビア語圏の会計を研究する魅力が下がってしまいました。そこで今は、日本の会計史をもう一つの研究対象にしています。

                 

                 アラビア語圏の会計を研究しだした頃はGCC加盟国を主な対象にするつもりでした。しかしNFPの活動が盛んなことが分かったので、途中からイスラエルに関心を強めました。キリスト教徒として旧約聖書を学ぶ上でヘブライ語は遅かれ早かれ必要となるので、ヘブライ語の国としてイスラエルの会計はいつかは再び研究したいところです。ここ数年の研究によって、僕はアラブ諸国の専門家になれたとは言えませんが、イスラエル経済については日本国内の研究者としては有数の知識を持つようになったつもりです。

                 

                 

                JUGEMテーマ:学問・学校

                「ジャーナリズム・アメリカ」

                2019.02.04 Monday

                0

                   ナショナル・ジオグラフィック(TV)で放送された全5話のシリーズ「ジャーナリズム・アメリカ」を観ました。アメリカの5つの社会問題についてジャーナリズムを発揮している番組です。日本語マスコミにはあまり期待できないジャーナリズムに触れたい学生にはお勧めです。社会科学を学ぶ上で学生の役に立つでしょう。また第5話は大学教育と特に関係が深いので、主張に賛成するか反対するかは別として、学生も教員も第5話だけでも観ておくとよいでしょう。どちらかというとリベラルの立場のシリーズですのに、どちらかというと保守のフォックスと関係しているナショナル・ジオグラフィック(TV)が放送している点はアメリカの民間企業が報道の自由を尊重していることを表しています。

                   

                   番組内の主張は賛成できるものが多かったです。ただしアメリカのムスリムを扱った第2話については、第1話のように反対意見をまずは紹介してから反論する形をとるべきだったのではないかと思います。そうでなければ、アメリカでムスリムが広く差別されているとする主張が合っているかははっきりしません。第5話については言論の自由を拡大解釈しているように感じ、意図的な差別については言論の自由に含まれず大学のキャンパスでは禁止するべきだと思います。

                   

                   

                  JUGEMテーマ:学問・学校

                  『企業会計』の新コーナー

                  2019.02.01 Friday

                  0

                     中央経済社の論文集『企業会計』が査読付き論文コーナーを設けることに決めたのだそうです。僕自身は企業会計ではなく民間非営利組織会計の研究者なので投稿に向くかは不明です。また日本における有力説である主観のれん学説の先生が複数名編集委員会にいらっしゃいますから、主観のれん学説を採らない原稿を編集委員会が誤りと判断なさらないかも今のところは不明です。それでもこの新コーナーが設けられたことを僕は肯定的に捉えており、新コーナーが会計学の発展に寄与してくれることを期待します。また編集員会の先生たちがご負担を引き受けていらっしゃることには敬意を表します。

                     

                     

                    JUGEMテーマ:学問・学校

                    IFRSの長所コラム:棚卸資産の会計方針

                    2019.01.30 Wednesday

                    0

                       日本基準では棚卸資産の会計方針として売価還元法や最終仕入原価法も認められています。しかしこの2つの会計方針を採用すると原価配分が不正確になってしまいます。損益計算が歪んでしまうのです。一方でIFRSではこの2つの会計方針は原則禁止されています。

                       

                       

                      参考文献

                      桜井久勝『会計学入門』第5版、日本経済新聞出版社、2018年。

                       

                       

                      JUGEMテーマ:学問・学校