各党の高等教育政策:与党

2018.04.23 Monday

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     日本は教育機関への公的支出がOECD加盟国最下位です。ここに与党である自公が教育軽視の政策を採っていることは示されています。しかし具体的な内容も把握しておくと国民は各党を正確に理解できます。自由民主党の政策パンフレットでは高等教育機関での学費無償化は低所得層に限定されています。つまり自民党は教育はそもそも無償であるべきとは考えておらず、無償化を例外的な措置と位置付けているのです。また優秀な学生に支援をしようという発想とも自民党は異なります。公明党は給付型奨学金の拡充を重点政策として特に限定をつけず掲げています。しかし自民党との連立政権なのですから、少なくとも現実の政策実施に置いては自民党と同様の限定がつくことでしょう。野党が高等教育に乗り気ということに直ちになるわけではありませんが、これらから与党は依然として高等教育に乗り気ではないと分かります。

     

     

    JUGEMテーマ:学問・学校

    歪んだ人命尊重

    2018.04.22 Sunday

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       テロの要求に従ってでも人命を救うべしというのが日本人の国民性ですが、人命尊重の発想は倫理学では論拠が弱いことが知られています。カント哲学は人命を尊重しますが、カント哲学は日本で普及している発想ではありません。一方で集団内部の被害者が裁判を起こすとその人を日本社会全体としても迫害して餓死させても構わないという国民性でもあり、人命についての日本人の国民性は歪んでいます。

      水谷ゼミの単位取得の難易度

      2018.04.21 Saturday

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         水谷ゼミについて単位の取得が難しいという噂が立っているようですが、事実ではありません。出欠状況が良好で卒論を提出するならば、そう簡単には不可にはなりません。確かに徳育を掲げていることもあり不品行による不可になることは論理上はありますが、現実になにかをやらかしてそうなったゼミ生は今までに一人もいなかったと思います。

         

         僕の授業は学部の大教室授業も大学院授業も履修者が十分にいらっしゃりオフィスアワーも活用されており、専門ゼミが例外として年度によっては不人気の状況です。きっと国際会計基準に関心を持ってくれている2年生はそれなりにいらっしゃいますから、そうした学生の方々は単位取得が難しいとは思わずに募集にエントリーしてほしいところです。

         

         なおキリスト教主義に準拠した専門ゼミであり、課外活動でキリスト教関係の見学をすることはありますが、宗教行為に該当する活動は義務付けていません。それどころか僕が敬虔ではない上にその技能もないこともあり、宣教すらしていません。ノン・クリスチャンの学生の大部分の方々には、安心してエントリーしていただけます。

         

         それにしても昨日の午前は病状が悪かったです。

         

         

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        集団主義の謎

        2018.04.20 Friday

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           アメリカの民主主義に続き学術色が高く記事の分類に迷う記事です。僕の社会学の知識が不十分という事情や僕自身は個人主義と親和性の高いキリスト教徒なので感性が日本人多数派とは異なることもあり、日本人多数派の日本型集団主義について分析をしようとすると不明瞭な点があります。日本が集団主義であることの否定がデータからして欺瞞であることや、価値相対主義が倫理学からして欺瞞であることはさすがに分かります。

           

           謎は集団主義の特徴である和の文化にあります。集団内部の加害者が被害者を蹂躙することは日本では自由であり和を乱したとはされないのに、被害者が加害者に裁判を起こすと集団は被害者を和を乱したとして攻撃する、ということです。一時は自信のある仮説があったのですが忘れてしまいました。

           

           今持っている仮説は、デュルケムの言う社会的事実を集団そのものにもあてはめる、集団そのものが社会的事実であるとするというものです。日本人多数派にとって集団は個人の集合とは別物であるということです。こう捉えれば、個人は集団の構成要素ではないので個人への蹂躙があっても集団の所有物たる和は守られることになります。聖徳太子は集団に決して逆らってはいけないというものとして和の精神を説き、日本人多数派は千年以上和の文化を引き継いできました。裁判を起こすということは逆らうという行動なので和に直接関わることになります。しかし今の仮説には自信がありません。

           

           僕は社会学は一通り学習したことしかないので、社会学の知見を持った個人主義者に解答を教えてもらいたいところです。

          「ナブッコ」鑑賞

          2018.04.18 Wednesday

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             2017年にヴェローナで上演されたヴェルディ作のオペラ「ナブッコ」が数日前NHKで放送されたので録画して鑑賞しました。ナブッコとは新バビロニアのネブカドネザル2世のことであり、旧約聖書にあるバビロン捕囚をテーマにしたオペラです。しかし演出は古代オリエントではなくヴェルディの時代のイタリアの様式でした。僕の好みは原作通りの古代オリエントの様式ですが、それでもイタリアの様式での演出は高品質でした。悪役のアビガイルレ役の歌手は、長い劇の間よく体力が持つなと思いました。

            履修計画作成を支援

            2018.04.17 Tuesday

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               基礎ゼミを履修している学生の一人に呼ばれましたので、今日は授業がないもののキャンパスに出向いて、履修計画作成を支援しました。経営学部ではセメスターによって履修できる科目が決まっていたりしますので計画作成には工夫が必要です。僕は学生にこのように呼ばれたときのためにキャンパス付近に住んでいます。またこういう時には研究室があるので便利です。

               

               

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              民主主義について色々な意見を

              2018.04.16 Monday

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                 アメリカの民主主義とは何かについて学内で色々な意見を聴くことができました。専門分野が民主主義と関係している教員からは特に有意義な話が聴けました。NFP研究もアメリカの民主主義とも関係しているので、僕も本来は知識は持っていないと研究活動上まずいのですが。

                 

                 ところで以前の記事に「アメリカにおける少数派尊重の具体例もこれが典型例と言えるのか疑問に思う」と書きましたが、本当に疑問に思ったのか疑問になってきました。

                アメリカの民主主義とは?

                2018.04.11 Wednesday

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                   学術色が強い話なのでカテゴリー分類を迷うところですが、アメリカの民主主義とは何かを手短に説明するなら何と言えるのでしょうか?僕自身はプラトンの哲人政治に官民にわたって賛同していますし、アメリカではアメリカの民主主義とプラトンの哲人政治が併用されていますが、アメリカの民主主義とは何かについても気になっています。

                   

                   どこかでそのような話を見かけたかもしれませんが、日本の高校までの教師には多数決こそが民主主義と解して「少数派には覚悟が必要」という教師がいそうです。そのような教師への反論を僕はかつて何か考えていたのですが忘れてしまいました。単に多数決は民主主義ではないと言うだけでは、ならば何なのだ、と問い返されてしまいます。

                   

                   アメリカンセンターが民主主義の説明をしていることは知っていますし有用な情報であることは認めますが、アメリカ社会一般ではなく政府の、かつ理念ではなく現実のみの民主主義の話にとどまっているようにも見えます。故ダール先生の文献はまだ読んでいませんし、分量が多いのでなかなか読む余裕がありません。

                   

                   僕が差し当たりの仮説としているのは、アメリカの民主主義は万民 (全国民) による支配のことであるから万民を構成する少数派をも尊重しなくてはならない、というものです。少数派尊重の具体例は少数派の利益を代表する民間非営利組織がアメリカでは強固な税制優遇を受けられること、を僕は今のところ想定しています。トクヴィルと発想が似ていると思います。しかしアメリカにおける少数派尊重の具体例もこれが典型例と言えるのか疑問に思うところです。

                   

                   今、大学内の同僚にもアメリカの民主主義について話を聴いてみたりしています。アメリカの民主主義を理解できている方々には、アメリカの民主主義とは何で少数派尊重の具体例は何なのかを教えてもらいたいと僕は思っています。

                  マルタの会計

                  2018.04.09 Monday

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                     三月下旬に、査読はないものの僕の新しい論文が発行されました。「マルタのNGOの会計責任不履行」というタイトルで『経済経営研究所年報』に掲載されました。マルタはアラビア語圏でありながらキリスト教国であり、アラビア語圏の会計についての僕のペーパーとして多分3本目です。内容はマルタの実務トップであるウェイン先生の定言命法活用への批判です。僕はカント哲学にはかなりの賛同をしている面があるのですが、ウェイン先生がNFP会計についてしている活用には賛成できないのです。

                     

                     ところで、お恥ずかしながら誤字をしてしまいました。40ページ右側の2段落目「なってしまうこと言うこともいえる」は正しくは「なってしまうということも挙げられる」です。

                     

                     

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                    JIFAのお花見

                    2018.04.05 Thursday

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                       日本イスラエル親善協会 (略称JIFA) のお花見が先週土曜開催され、僕は花粉症ですが出席してきました。ここでいう花は桜です。僕はお花見はめったに行かず、JIFA主催のお花見には初出席です。開催場所は東京都内でした。過ぎ越しの祭りと日にちが重複していたので、僕を含めほとんどが日本側出席者でした。合計出席人数はそれなりにいました。出席者は日本の人口構成と比べてキリスト教関係者が僕も含めて多めでした。専門職の比率も高めでした。飲食については、ワインをもらえました。