『復活』鑑賞

2017.06.19 Monday

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     スペインのキリスト教映画『復活』を今週になってから鑑賞しました。最初の6割分くらいは聖書にあまり準拠しない良質なフィクションで構成されており視覚技術は良質でした。後ろの4割分くらいは聖書にある程度準拠している一方で、ストーリー上の必要性が低いように感じ視覚技術もそれ程りょうしつではありませんでした。最初の6割分くらいのみで成り立つ短めの映画として完結させていたなら高い評価を文宣は与えたでしょうが、後ろに不要と思われる部分があったために五段階評価すれば星3つです。もちろん映画好きとしては見て損のないものでした。

     

     スペインはカトリックが最大勢力の国なので、初代ローマ教皇であるペテロに特別な役割が与えられており、またマグダラのマリアへは旧来のカトリックからの見解が採られていました。キリスト教の知識をある程度持った方々ならば気が付くと思います。カトリックの方々であれば、プロテスタントの信徒の僕よりも五段階評価は高くなるかもしれません。なお主人公のローマ軍司令官は聖人に敬意を払うカトリックでも聖人として名前の挙がっていない架空の人物です。

    「秘められた旧約聖書の謎」視聴

    2017.06.18 Sunday

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       以前に録画をしておいたナショナル・ジオグラフィック・チャンネルの番組「秘められた旧約聖書の謎」を今日視聴しました。旧約聖書学の番組です。ヘブライ大学やテルアビブ大学といった旧約聖書の舞台の一つエレツ・イスラエルの大学の先生方も出演しており、取材が十分でした。日本のほとんどの番組のように娯楽に走らずに学術的な番組内容でした。死海文書の話はそれ程は斬新ではなかったのですがカインとアベルの物語が持つメッセージ性を初めて知ることができるなど、旧約聖書への理解が少し深まりました。

      決算発表制度の改悪

      2017.06.17 Saturday

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         証券取引所による自主規制である決算発表について、旧称・会計学入門兇任藁稠教えてきました。ところが、東京証券取引所では今年から改悪がされました。決算短信に配当の説明を記載しなくてよくなったのです。建前上の理由は簡素化の一環とされています。経理コストを浮かせるためなどの簡素化です。会計兇陵修者からは予想通りにこの改悪は不思議がられてしまいましたが、本音の改悪理由を説明してあげることはできませんでした。

         

         しかし日本企業による株主軽視の表れなのは分かります。日本企業には株式会社は経営者と労働組合のものという発想が強いでしょうし、経営の外部で影響力があるのは依然としてメインバンクであるためにこうなるのでしょう。文宣自身は投資先として日本株は不透明であり恐い、という意識が強まりました。

         

         

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        久しぶりに日本で学会報告

        2017.06.10 Saturday

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           今日、石巻専修大学で開催された日本簿記学会関東部会で久しぶりの日本での学会報告をしました。タイトルは「慈善目的の保険としてのタカフルの仕訳」です。タカフルは営利企業による提供が目立ちますが、クルアーンにより合致するのは慈善目的のタカフルであり、そのことは先行研究から言えます。昨日のオフィスアワー終了後に出発してほとんど睡眠なしでの報告でしたので質疑応答の途中でふらふらになりましたが、貴重なご質問をいただいたので全力でお応えしました。今回の報告内容はバーレーンに本部を置いているAAOIFIが深く関係しています。また、アラビア語をある程度使用して報告の準備をしました。

           

           僕はイスラーム金融という括りではなくアラビア語圏という括りで研究テーマを選んでいます。来月はエジプトの会計についての僕の査読付き研究ノートが発行される予定なので、バーレーンにエジプトにイスラエルと今年度はアラビア語圏の会計に関する研究業績のみで3件以上となる見込みです。

           

           本当は来週月曜日だったのですが明日にゼミ生の一人からの要望への対応があると僕は勘違いしていましたが、明日ではなかったので対応までに少し体力回復ができそうです。なお観光をする時間は到底なかったのですが、ホテルの近くにある和洋折衷の様式の建物である石巻ハリストス正教会の外観を今日の朝に僅かな空き時間を使って見ることだけはできました。

           

           

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          2017年度非常勤講師懇談会

          2017.06.05 Monday

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             先週水曜日の夜に経営学部と経済学部合同で2017年度非常勤講師懇談会がありまして、僕たち専任教員が非常勤講師たちと交流しました。今年度は僕が研究上関心のある分野の非常勤講師が複数名出席しており、文宣にとってある程度中身のある交流ができました。専任教員はこの懇談会は義務参加制なのですが、文宣にとって結果としてはある程度の価値あるものでした。なおアルコールは出たのですが、飲酒の強要は関東学院らしく見かけませんでした。僕は懇談会直後に用事があったためアルコールは飲みませんでした。

             

             

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            2017年ペンテコステ

            2017.06.04 Sunday

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               ハッピー・ペンテコスタ。今日は2017年のペンテコステです。もちろん夕礼拝に出席してきました。キリスト教の三大祝日の一つですが、街中では特にイベントは見かけませんでした。キリスト教主義の関東学院の学生の方々の中にもこの祝日については存在すら知らないという方々がそれなりにいる気がします。

              イスラエル独立69周年

              2017.05.31 Wednesday

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                 今週月曜の夜、日本イスラエル親善協会主催の「イスラエル独立69周年 記念の夕べ」に出席してきました。イスラエルは今月で独立69周年なのです。式典ではイノベーションや起業のお話がありました。そして第二部はイスラエル留学歴のあるピアノ奏者の方を含む、ピアノとハープによるコンサートでした。演奏された曲には僕はまだ聞いたことのなかった曲も含まれていました。印象的だったのは現代のハープが巨大なことです。聖書にもハープが登場しますが、聖書が書かれた時代には今よりは小さかったそうです。今回のイベントで僕が直接貢献できたことは特にないのですが、経済交流と芸術交流のためにはこうしたイベントに出席してまずは知識を得ることが重要なのでしょう。

                ソクラテス・メソッドは効果あり

                2017.05.25 Thursday

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                   数年前から旧称・会計学入門で採用しているソクラテス・メソッドですが、履修者の皆様へのアンケートでは不評な一方で採用したことで履修者の皆様の成績はかなり向上したようです。文宣はアンケートでの高評価による自分自身への名誉という直接の利益よりも教育効果を優先したいので、新称・会計でもソクラテス・メソッドを採用しています。今日の帰り道で同じ学部のある教員とこの教育手法を雑談したため、今日は再度意識しています。

                   

                   なお手元にある情報から判断すれば、不評な理由のかなりの部分は日本文化とは異なる文化の教育手法であるという事実によるものです。そのためアンケートを文化対立によるバイアスを避けるよう調整する技法があるなら、それを導入してアンケートを実施するとより教育の質をより純然と反映できるアンケートになるでしょう。

                   

                   

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                  IFRSの長所コラム:経常利益がない

                  2017.05.19 Friday

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                     日本基準のもとで経営者も株主も重視している利益概念は経常利益ですが、IFRSの損益計算書には経常利益という利益概念がありません。これは、特別利益や特別損失に対しても経営者が責任を負うというIASBの発想の表れと捉えることができます。経常利益とは程度差はありますが、自然災害への対策などにも経営者は対応の採りようはあります。工場やオフィスを地理的に分散させる、保険に加入する、といったものは容易に考えられます。カントリー・リスクへの対応すらもMBA育成においては経営者の責任として教育されます。また程度問題でそこまでは経営者の責任を問えない、というものがどれであるかは株主総会が判断することであって経常利益という利益概念で一律に括れるものではありません。

                     

                     一方で日本基準で財務報告をしている日本企業の経営者の多くは経常利益を意識しているでしょうから、そのような企業を分析する際には経常利益は有用ではあります。しかしそのような企業の経営者が特別利益や特別損失への責任を全て免除されてよいことにはなりません。

                     

                     

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                    内閣府のパンフレットを使用

                    2017.05.18 Thursday

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                       このセメスターの4年生の専門ゼミで、内閣府のパンフレットである『国民経済計算の見方、使い方』を教材に使用しました。ゼミ生はレジュメを作成してプレゼンしてくれました。ある回にこのパンフレットを教材にしたのはゼミ生の卒論執筆に役立ててもらうためです。水谷ゼミでは3年生までミクロ会計を教えていますが、卒論でマクロ会計について執筆してもらうことも可能です。このパンフレットは国民経済計算の基礎が分かりやすくまとめられているというなかなかの品質のものでした。無料で配布されているというところも良い点です。難点は、発行されたのが10年以上前であるために準拠しているのが93SNAであることです。

                       

                       

                      参考文献

                      内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部監『国民経済計算の見方、使い方』日本経済教育センター、2003年.

                       

                       

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