消費増税の是非

2019.04.17 Wednesday

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     今、日本政府は消費税を10%へと増税しようとしています。租税論は会計学と関係が深い分野です。OECD案は少し複雑なので一旦置いておけばこの増税の是非は、貧困層と高齢者のどちらを守るべきかによって決まります。消費税は貧困層にとって負担の重い税です。そして増税目的は高齢者への歳出です。さてOECD案の場合には高齢者への歳出削減も必要とされているので世代間公平のためであり、若者についても考慮されています。しかし年功序列の日本では若者は高齢者よりも貧しいです。よって若者にとって負担は重いです。こうした情報をもとに経済学部や経営学部の学生の皆様は是非を考慮しましょう。神奈川知事選や横浜市議選が終わっているので特定の候補を応援するための選挙活動と誤解されずに言えますが、有権者としての意思決定に必要です。

     

     それでは僕自身の消費増税への賛否はどうかと言えば、WSJとほぼ同じ発想で反対です。同時に高齢者への歳出削減には世代間公平のために賛成です。倫理学と関係が深いSROIの研究者なので思うのですが、罰金やピグ―税で歳入を増やせば財政的にも倫理的にもプラスなので一石二鳥だと思っています。

     

     

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    IFRSの長所コラム:資産除去債務の範囲

    2019.04.15 Monday

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       IFRSと日本基準とでは資産除去債務とされる範囲が違います。日本基準で認識される資産除去債務は法的債務にほぼ限定されますが、IFRSでは法的債務のみならず推定的債務も資産除去債務です。日本の会計学界においても今日では、経済的実体を法的実体に優先すべし、というのが通説でしょう。IFRSでは経済的実体の優先が日本基準よりも貫徹されているのです。資産除去債務をそもそも貸借対照表に負債計上するべきか否かは難しい問題です。しかしもし負債計上するのであれば経済的実体の優先の貫徹が必要です。

       

       

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      2018年度卒業生の取得資格

      2019.04.11 Thursday

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         水谷ゼミの2018年度卒業生が卒業までに取得した資格としては、日商簿記2級、フィナンシャル・プランナー2級、N1がありました。これらは日本企業ですら企業によっては重視しそうです。外資や多国籍企業であればより重視するでしょう。また就職に直結させなくとも学習目標として資格取得を目指していれば、普段の授業でも学生の皆様はやる気が出るかもしれません。僕が委員を務めている学内のキャリア教育委員会も学生の皆様の資格所得を奨励しています。

         

         

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        ビジネスプラン兇両励賞

        2019.04.10 Wednesday

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           2018年度のビジネスプラン兇凌綯担当のクラスのチームの一つが、奨励賞を受賞しました。優秀賞と奨励賞とを合わせた受賞チームは経営学部全体で3チームのみです。そして共通科目ではなく経営学専攻の教員の担当クラスからの受賞チームは、2018年度においては水谷担当のクラスのチームのみです。水谷担当のクラスのこのチームは経営学部生から成っていながらも工学的な発想を用いていたことが特徴です。フィリピの信徒への手紙におけるパウロの発想を教育に応用して言えば、学生の皆様は賞を目指していきましょう。受賞者の皆様はおめでとうございます。

           

           

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          入学選考の基準とアリストテレス

          2019.04.08 Monday

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             アメリカの名門大学において学力を学生の入学の一義的基準にしていないケースがあり、日本の近年の入試においてもこれは無縁ではありません。笛が音楽のためにあるように大学は学問のためにあります。そこで教育資源へのアクセスを笛へのアクセスと同様に捉えれば、アリストテレスの発想から学力を入学選考の一義的基準にすべきと言えるでしょう。日本国憲法では教育については能力に応じることになっています。そして日本国憲法は自然法思想に準拠しており、自然法思想はアリストテレス哲学と親和性が高いです。当該条文の制定時にはアリストテレス哲学が考慮されたということも考えられます。

             

             

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            2018年度JIFAお花見

            2019.04.06 Saturday

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               時間間隔がおかしくなっているので年度を混同していないか不安ですが、たぶん混同はないでしょう。先週2018年度の日本イスラエル親善協会のお花見に出席しました。ユダヤ人の参加者の方々ともそれなりの量の会話ができました。今回のお花見では英語はほぼ必須でした。参加者の方々との会話の中で出た話題としては、医療の話やITの話がありました。僕たち日本の消費者のために、日本企業にイスラエルから輸入してもらいたいものは色々あります。

              手足のしびれ

              2019.04.05 Friday

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                 数日前から手足がしびれており熱がありのどが痛いです。入学式も今年度は行けませんのでした。松田学院長のお話が聴けずに残念です。経営学部のオリエンテーションは昨日は欠席し今日は行きました。今日は基礎ゼミの学生との顔合わせがあるので休むわけにいかなかったからです。

                 

                 

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                「河鍋暁斎」鑑賞

                2019.03.26 Tuesday

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                   今日は八景キャンパスでの用事が終わった後、サントリー美術館で「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」を鑑賞してきました。この展覧会は通常は火曜は閉館なのですが、今日は知る人ぞ知る例外としての開館日なのです。そのため会場はすいていました。サントリー美術館に行ったのは、おそらく以前友人と行って以来です。河鍋暁斎は狩野派の画家です。そしてこの展覧会に出品されている作品のほとんどが彼のものです。協賛一覧にイスラエル・ゴールドマン氏のお名前はありませんが、実際にはイスラエル・ゴールドマン・コレクションからの出展がそれなりの点数ありました。このコレクションの一品である「暁斎楽画 第三号 化々学校」からはユーモアを感じられたつもりです。文化財指定されている作品の点数はかなり少なかったのですが、文化財指定されていない作品も見ごたえはありました。

                  2018年度卒業式

                  2019.03.24 Sunday

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                     今日は日曜日ですがみなとみらいまで2018年度卒業式に行ってきました。礼拝形式です。新しく着任した松田和憲学院長が初の卒業式祝辞を述べていました。松田学院長はバプテスト同盟の教会の牧師だったので、教会で述べていたことを元にしての祝辞でしょう。大学院経済学研究科の総代は、僕にとって嬉しいことに学部生の時は水谷ゼミ生でした。(その総代が大学院受験をする際には僕はまだ大学院生指導資格がなかったのです。)

                     

                     

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                    罵られる新自由主義

                    2019.03.22 Friday

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                       日本では新自由主義への罵りがしばしば見られます。経済学部や経営学部の学生はこのような罵りを鵜呑みにするべきではありません。僕は新ケインズ派ですが新自由主義やマルクス経済学もそれなりに価値のある理論体系であることを認めています。授業においても僕は新自由主義やマルクス経済学への中傷はしていません。

                       

                       日本人のかなり多くが新自由主義を罵っている理由は、経済学への学究心からではないでしょう。日本人は学究心のある国民性ではないからです。日本はアメリカほど公正を重んじる国ではなく、縁故資本主義の国です。持合株は縁故資本主義を典型的に表しています。現実には日本では新自由主義は採用されていませんが、新自由主義は持合株を解体します。新自由主義を罵る人々は新自由主義が縁故資本主義に都合が悪いと思っているのでしょう。

                       

                       公正な文献に触れるためには、公正を重んじるアメリカで使われているアメリカ英語を習得するべきです。アメリカ英語で書かれた経済学の文献には学生にとって学べることが多々あることでしょう。さらには、新ケインズ派の『マンキュー入門経済学』最新版も読めるようになります。

                       

                       

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